演算子 PHP

演算子

演算子とは、値・変数に対して規定されている計算(処理)をさせるための記号のこと。

・算術演算子

・文字列演算子

・代入演算子

・複合代入演算子

・加算子 減算子

・比較演算子

・論理演算子

※演算子の優先順位

 

算術演算子

演算子 意味
+ 足し算
引き算
* 掛け算
/ 割り算
% 剰余算

剰余算の使い方

5%2の場合結果が整数にならないものは割り切れないとすると、5÷2=2と余り1。

したがって計算結果は1となる。

 

文字列結合演算子

文字列を連結する場合に使う。

演算子 概要 結果
. $a=神奈川 $a.県 文字列を連結する。 神奈川県

 

代入演算子

代入演算子

変数に値を代入するための演算子。

=

算数のイコールとは機能が違うので注意。

 

複合代入演算子

算術+代入

算術演算と代入演算子を同時に行うことができる演算子。

$a=3

演算子 概要 結果$aの値
= $a=3; 代入演算子 値を変数に代入 3
+= $a+=5; $a=($a + 5)と同じ 8
-= $a-=2; $a=($a-2)と同じ 1
*= $a*=5; $a=($a*5) 25
%= $a%=2; $a=($a%2) 1.5

 

文字列連結+代入

演算子 概要 結果
.= $a=神奈川; $a.=’県’; $a=($a.県);と同じ 神奈川県

 

加算子(インクリメント)・減算子(デクリメント)

1を加算したり原産した時のみに省略できる演算子。

$x=10

同じパターン $xの値
$x++; $x = $x + 1; と $x+=1; 11
$x – -; $x = $x – 1; と $x-=1; 9

 

変数に代入する場合 要注意

$xの値が10の場合

式の内容 変数の値
$y = $x++; $xの値を$yに代入してから、$xに1を追加する。 $xの値11 $yの値10
$y = ++$x; $xの値に1を足してから、$yに代入する。 $xの値11 $yの値11
$y = $x – -; $xの値を$yに代入して$xから、1を引く。 $xの値9 $yの値10
$y = – – $x; $xの値から1を引いてから、$yに代入する。 $xの値9 $yの値9

 

比較演算子

左辺と右辺を比較し、TRUEかFALSEを返す演算子。

演算子 読み方 TRUEを返す条件
左辺 < 右辺 小なり 左辺が右辺より小さい時
TRUEを返す。
左辺 > 右辺 大なり 左辺が右辺より大きい時
TRUEを返す。
左辺 <= 右辺 小なりイコール 以下 左辺が右辺より小さいか等しい時
TRUEを返す。
左辺 >= 右辺 大なりイコール 以上 左辺が右辺より大きいか等しい時
TRUEを返す。
左辺 == 右辺 イコール 左辺と右辺が等しい時
TRUEを返す。
左辺 === 右辺 等しい 左辺と右辺が等く、データ型も等しい時
TRUEを返す。
左辺 != 右辺 ノットイコール 左辺と右辺が等しくない時
TRUEを返す。
左辺 !== 右辺 等しくない 左辺と右辺が等くなく、データ型も違う時
TRUEを返す。

 

論理演算子

論理値同士の演算を行う演算子

演算子名 機能 呼び方 使用方法 概要
&& 論理積 アンド x&&y xもyもTRUEならTRUEを返す。
and 論理積 アンド x and y &&と同じ
|| 論理和 オア x || y xかyどちらか一方でもTRUEなら TRUEを返す。
or 論理和 オア x or y ||と同じ
xor 排他的論理和 エックスオア x  xor  y xまたはyTRUEの場合のみTRUEを返す。
! 否定 ナット !x xがTRUEならFALSEを返す。
xがFALSEならTRUEを返す。

 

演算子の優先順位

優先度 演算子 分類
高い [ ブラケット構文
++  ,  – – 加算子 減算し
(int) , (bool) , (float) , (string) キャスト
! 論理演算子
* , / , % 算術演算子
+ , – 算術演算子
< , <= , > , >= , <> 比較演算子
== , != , === , !== 比較演算子
&& 論理演算子
|| 論理演算子
= , += , -= , *= , /= , %= , .= 代入演算子・複合代入演算子
and 論理演算子
xor 論理演算子
低い or 論理演算子

 

アロー演算子

->
クラスにおいてメソッド(関数)やプロパティ(変数)を参照するための演算子。

 

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