繰越利益剰余金(資本)の配当と処分
日商簿記三級において、繰越利益剰余金の処分は、配当(未払配当金・負債)と積立て(利益準備金・資本)です。
決算が終了して、三ヶ月以内に株主総会が開かれます。
その株主総会で繰越利益剰余金(資本)の配当や処分が決まったら、
繰越利益剰余金(資本)を未払配当金勘定(負債)や利益準備金勘定(資本)に振り替える仕訳を行う。
未払配当金(負債)
株主総会で、株主への配当が決定された時に使用する勘定科目。
後日支払われるので、負債となる。
利益準備金(資本)
会社法で定められた積立てを行う時に使用する勘定科目。
会社法において、配当を支払う場合は、利益準備金を積立てなければならない。
①3月31日決算、6月15日当社の株主総会において、繰越利益剰余金100円を配当10円、利益準備金の積立てを1円と決議された。
借 方 | 貸 方 | ||
---|---|---|---|
繰越利益剰余金 | 100 | 未払配当金 | 10 |
利益準備金 | 1 |